被災地復興支援事業

・放射線対策事業(ため池対策ほか)

福島県等のため池、湖、ダム等には大量のセシウムを含む汚染土壌が底に残っています。 特に、福島県は日本でもため池の多い県で、国や県が管轄するため池が3700箇所あり、その他に個人が管轄するため池が無数に有ります。 福島県は、豊かな農業県ですが、河川が少なくため池が無ければ農業ができないほど、ため池の水に依存して生活が成り立っています。 いま、ため池の水に不安が残っています。(測定を進めていますが、汚染土壌の範囲が広まっています。)

  • 1. ため池の底土の舞い上がりによる取水の不安(取水する水の安全性が不明)
  • 2. 周辺の山林から新たな汚染物質の流入(ため池の汚染は出ることが無く流入するので減ることは無く増えるのみ)
  • 3. 台風、豪雨等による氾濫により、汚染泥の流域への流出。 (ため池の汚染泥を含む汚染水が流出した場合、流域の家屋、農地、河川が広範に放射能に汚染される。)
  • 4. 有機物に付着した汚染物質の水への溶解(セシウムが溶解した水を農地に入れれば作物を汚染)

以上から、選択肢は2種類

第1の選択肢 汚染された泥又は成分をため池から取り出す。
長所 汚染物質が一時的でも無くなるので安心感はある。
短所 汚染された泥を何処に保管する?新たに処理施設を増設する必要がある。(寝た子を起こす事業) 背後の山林から汚染土壌が流入するので、再度汚染が始まる。 水を抜く必要があり、放水する水に汚染物質の含有の可能性があり、安全性に疑問が残る。
第2の選択肢 汚染された泥と成分をため池の底から動かないように封じ込めてしまう。
長所 汚染泥を処理する必要がない。
短所 汚染土壌はため池の底に残るので抜本的な対策にならない。 (反転固定工法)水を抜く必要があり、安全性に疑問。 固めても背後の山から汚染泥が流入するので、再度汚染が始まる。
新たな工法の提案
ゼオライト等のセシウムを吸着する材料を空中から散布し、ため池底面に層を形成し、ため池の底土の舞い上がりを阻止し、合わせて浮遊したセシウムイオンをゼオライト等に吸着させ、結果として、ため池の水の安全性を確保する。

期待成果
① ため池の水の安全性を常時確保できる。
② 不安無く適宜放水できるので、豪雨等の災害に対応できる。
③ 農業用水の安全性の証明は、当地の農作物に対する風評被害に対して、安全性をアピールできる。

国の施策は、国の定めた安全基準以下であれば安心と言うが、住民感情は、汚染を限りなくゼロに近づけて欲しいと考えています。

▲伊達市にて、ヘリコプターによる実証実験
・災害復興促進事業(火災保険を活用した災害被害の修復ほか)